RINGO-TEX®は、青森のりんごから生まれた素材です。
食べる、飲むという役目のあとに残るものへ目を向け、素材の原料の一部として生かし、日々使えるプロダクトへつなげています。
りんごそのものを丸ごと布にするわけではありません。
地域から生まれた資源を、既存の素材づくりの中へ組み込み、もう一度役割を持たせる考え方です。
見慣れたりんごの、もう一つの行き先。
青森では、りんごがジュースやお菓子など、さまざまな食品へ加工されています。
その工程で、皮や芯、繊維を含んだ搾りかすが残ります。
すべてがそのまま使えるわけではありませんが、RINGO-TEX®は、その一部を乾燥・加工し、シート状素材の原料の一部へ生かすところから始まります。
素材だけで終わらせず、使える形へ。
素材ができたあとには、厚み、色、曲げたときの表情を確かめる時間があります。
Golden Seedでは、りんごの丸みを持つ小さながま口へ。
pomでは、髪や襟元に添える装身具へ。
同じ素材が、つくり手の視点によって違う形になります。

環境の正しさより、長く手に取りたくなるものを。
私たちは、環境への配慮だけを購入理由にしてほしいとは考えていません。
まず、形や色に惹かれること。手に取ったあとで、その背景を誰かに話したくなること。
そして、できるだけ長く使えること。
美しさと背景が離れないものづくりを少しずつ育てています。